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2024 12/20

個人事業主もファクタリングできる?即日で少額から利用できる業者9選

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ファクタリング 個人のアイキャッチ画像

ファクタリングは売掛債権を買い取ってもらい、すぐに資金調達ができる便利なサービスで、個人事業主やフリーランスも利用できます。

ファクタリングを利用したいとき、「手数料が安くて信頼できるファクタリング業者はあるのか」「少額から利用できるファクタリングはある?」と疑問に思っている人も多いです。

本記事では、ファクタリングに関する以下の3点について徹底解説します。

  • 最短即日オンライン完結で少額利用可能なファクタリング業者
  • 個人事業主がファクタリング業者を選ぶポイント
  • 個人事業主がファクタリングを利用するメリットデメリット

本記事を参考に個人でも利用できるファクタリング会社を確認し、資金調達に役立てましょう。

目次

少額から利用できるおすすめファクタリング業者9選

ファクタリングとは、会社や個人事業主が持っている売掛債権をファクタリング会社に売り、手数料を差し引いた金額の現金をすぐ手に入れる資金調達方法です。

会社に商品を売ってから売り上げが入金されるまでに、1ヶ月〜3ヶ月程度かかるケースも。

売り上げが入金されるまでの待ち時間が長ければ、人件費や家賃などを払う資金が足りなくなる可能性もあります。

ファクタリングを利用すれば、将来入金される売り上げ(売掛債権)をすぐに現金化できるので、資金繰りに困ったときの資金調達に効果的です。

法人よりも事業規模の小さい個人事業主は、資金繰りに困る場面が多い傾向にありますが、以下の理由で利用できないファクタリング会社も存在します。

  • 法人よりも売買する金額が少ない
  • 売掛債権の信用度が低い

個人事業主がファクタリングを利用するなら、対応可能な会社を利用しなければいけません。

個人事業主でも利用できる、最短即日オンライン完結で少額から利用できるファクタリング業者9選は以下の通りです。

ファクタリング名 最短入金 手数料 買取可能額 提出書類 会社名
3社間 2社間
QuQuMo 最短2時間 1.0%~14.8% 下限上限のなし ・請求書
・通帳
株式会社アクティブサポート
ビートレーディング 最短2時間 2.0%~9.0%ほど 4.0%~12.0%ほど 下限上限のなし ・通帳のコピー
・売掛金に関する資料
株式会社ビートレーディング
ラボル 最短30分 一律10.0% 1万円~上限なし ・本人確認書類
・請求書
・取引を示すエビデンス
株式会社ラボル
ペイトナーファクタリング 最短10分 一律10.0% 1万円〜25万円
(2回目以降最大100万円)
・請求書
・本人確認書類
・直近3か月の銀行口座入出金明細
ペイトナー株式会社
PMGファクタリング 最短2時間
2.0%~
50万円〜3,000万ほど ・請求書
・決算書
・通帳のコピー
ピーエムジー株式会社
FREENANCE 最短即日
3.0%~10.0%
1万円~上限なし ・本人確認書類
・請求書など取引内容が分かる書類
GMOクリエイターズネットワーク株式会社
PAYTODAY 最短30分 1.0~9.5% 10万円~上限なし ・直近の確定申告書B一式
・通帳のコピー
・請求書
・本人確認書類
Dual Life Partners株式会社
日本中小企業金融サポート機構 最短3時間
1.5%~10.0%
下限上限のなし ・通帳のコピー
・売掛金に関する資料
一般社団法人
日本中小企業金融サポート機構
OLTA 最短即日
2.0%~9.0%
下限上限のなし ・昨年度の決算書一式
・入出金明細
・売却予定の請求書
・代表者様の本人確認書類
OLTA株式会社

利用するファクタリング会社によって特徴が異なるため、自分に合ったサービスを選んで申し込む必要があります。

大手で経験豊富なファクタリング会社を希望するときは、ビートレーディングやPMGファクタリングがおすすめ。

手数料の低さを優先するなら、PAYTODAYやOLTAがぴったりです。

急いで資金を調達したいときは、最短入金時間の短いペイトナーファクタリングを利用しましょう。

ファクタリングには以下の2種類があります。

ファクタリングの種類 関わる会社
3社間ファクタリング ・個人事業主
・ファクタリング会社
・売掛先
2社間ファクタリング ・個人事業主
・ファクタリング会社

3社間ファクタリングは手数料が低い傾向にある半面、売掛先にファクタリングの利用を知られます。

2社間ファクタリングなら売掛先に知られずファクタリングできますが、手数料が高めです。

重視したいポイントを満たすファクタリング会社に申し込み、必要なタイミングでお金を用意しましょう。

高品質でスピーディーな資金調達ができるQuQuMo

QuQuMoのスペック画像

項目 詳細
ファクタリング名 QuQuMo
会社名 株式会社アクティブサポート
手数料 3社間ファクタリング
2社間ファクタリング 1.0%~14.8%
買取可能額 下限上限のなし
最短入金日 最短2時間
提出書類 ・請求書
・通帳

QuQuMoは、高品質・スピーディー・資金調達の3つの頭文字を取ったサービス名です。

必要書類が少なく、簡単でスピーディーな手続きをしたい人に向いているファクタリング業者です。

手続きはオンライン完結で、審査に必要な書類は下記2点と少なくて済みます。

  • 請求書
  • 通帳

一般的なファクタリング業者は3種類以上の書類を提出しなければなりませんが、QuQuMoは2種類だけで、準備に手間がかかりません。

万が一に備えて債権譲渡登記の提出が必要なファクタリング業者も多い中、QuQuMoは債権譲渡登記を省略

利用者の手間を省き、取引のスピードも上げています。

※債権譲渡登記とは
債権譲渡登記とは、他社に譲渡する債権を公的に登録することです。債権譲渡登記を行うと、第三者に債権(お金を返してもらう権利)が譲られたことが証明されます。登記は地方法務局や行政書士が法的手続きを行うことで登録されます。

QuQuMoは土日祝日も申し込み可能で、オンライン完結だと入金まで最短2時間とスピーディーな手続きができます。

QuQuMoは、3社間ファクタリングには対応しておらず、2社間ファクタリングのみです。

2社間ファクタリングの手数料は1.0〜14.8%で、最低手数料は相場よりかなり低水準。

低い手数料で契約できれば、お得にファクタリングできます。

例えば50万円の債権を売却したときに受け取れる金額は、以下の通りです。

手数料 受け取れる金額
1.0% 49万5千円
10.0% 45万円

手数料が9.0%低ければ、受け取れる金額は4万5千円多くなります。

準備が簡単で、なるべくスピーディーに手続きしたい人は、QuQuMoを検討しましょう。

ファクタリング会社の大手ビートレーディング

ビートレーディングのスペック画像

項目 詳細
ファクタリング名 ビートレーディング
会社名 株式会社ビートレーディング
手数料 3社間ファクタリング 2.0%~9.0%ほど
2社間ファクタリング 4.0%~12.0%ほど
買取可能額 下限上限のなし
最短入金日 最短2時間
提出書類 ・請求書
・通帳

ビートレーディングは、実績豊富なファクタリング業界の大手で、ファクタリングのパイオニアと謳っています。

2024年3月時点で累計買取額が1,300億円、月間契約数が1,000件以上あり、利用実績が豊富。

提出書類は請求書と通帳の2点だけと少なく、入金スピードも最短2時間と早いです。

オンライン手続きと対面手続きどちらにも対応していて、ファクタリングの種類も豊富なので、幅広い層におすすめできるファクタリング会社です。

遠方に住んでいる、忙しいといった個人事業主は、オンライン手続きにすると手軽。

ファクタリングの利用に不安があって相談したいときは、来店手続きを選びましょう。

ビートレーディングが対応しているファクタリングは以下の通りです。

種類 内容
3社間ファクタリング 売掛先ファクタリング業者の3社間で契約をするファクタリング
2社間ファクタリング ファクタリング業者とだけ契約をする2社間のファクタリング
注文書ファクタリング 請求書より前の注文書を売掛債権としたファクタリング
介護報酬ファクタリング 保険団体などから支払われる介護報酬を売掛債権としたファクタリング
診療報酬ファクタリング 保険団体などから支払われる診療報酬を売掛債権としたファクタリング

注文書ファクタリングとは、仕事の完了後に発行される請求書ではなく、仕事を注文する段階の注文書を売掛債権としてファクタリングするサービスです。

通常のファクタリングよりもさらに前倒しで資金調達できるので、資金調達を急ぎたい人に便利です。

介護報酬、診療報酬を売掛債権としてファクタリングできるサービスも行っています。

一般的なファクタリング業者は法人の売掛先のみ取引していますが、ビートレーディングは個人事業主が出している売掛債権も対象です。

ファクタリングは売掛債権の信用度によって審査に通るか決まるため、売掛先が個人事業主だと不利になるケースもあります。

個人事業主が出している売掛債権でファクタリングしたい人は、ビートレーディングを検討しましょう。

買取可能額に下限がないので少額から利用可能で、2社間ファクタリングの手数料も4.0〜12.0%と相場より低めのため、個人事業主にぴったりのファクタリング業者です。

2社間ファクタリングの手数料は、高ければ20.0%前後かかります。

実績豊富なファクタリング会社を選ぶなら、ビートレーディングに申し込みましょう。

土日でも対応できるファクタリング会社ラボル

labolのスペック画像

 

項目 詳細
ファクタリング名 ラボル
会社名 株式会社ラボル
手数料 3社間ファクタリング
2社間ファクタリング 一律10.0%
買取可能額 1万円~上限なし
最短入金日 最短30分
提出書類 ・本人確認書類
・請求書
・取引を示すエビデンス(取引を証明するメールなど)

ラボルは土日祝日の申し込みにも対応できる、個人事業主や小規模事業者向けのファクタリング会社です。

業種や職種は問わず、独立直後や他社でファクタリングを断られた人も申込可能です。

買取可能額の下限が数十万円からのファクタリング会社が多い中、ラボルは1万から買取ができるので、少額のファクタリングにおすすめ。

売掛債権の額が小さくなりがちな個人事業主でも使いやすいです。

入金は最短30分と早く、振り込みは24時間365日対応しており、資金調達を急いでいる人にも向いています。

最短入金が数時間以内のファクタリング会社は他にもありますが、営業時間外の振り込みは対応していないケースも。

ファクタリング会社が営業時間外の、平日の夜や土日に現金が必要な人は、ラボルを利用しましょう。

東証プライム上場企業の100%子会社なので、信頼性が高いのもポイントです。

個人事業主が売掛債権の元だとファクタリングできないので、相手側が個人事業主のときは、他のファクタリング会社を検討しましょう。

ラボルは土日祝日に急遽お金が必要になったときにおすすめです。

ペイトナーファクタリングは最短10分で入金

ペイトナーファクタリングのスペック画像

項目 詳細
ファクタリング名 ペイトナーファクタリング
会社名 ペイトナー株式会社
手数料 3社間ファクタリング
2社間ファクタリング 一律10.0%
買取可能額 1万円〜25万円(2回目以降最大100万円)
最短入金日 最短10分
提出書類 ・請求書
・本人確認書類
・直近3か月の銀行口座入出金明細

緊急で現金が必要な個人事業主に最もおすすめなのが、最短10分で入金が完了するペイトナーファクタリングです。

即日入金のファクタリング業者はいくつもありますが、ペイトナーファクタリングは入金スピードが圧倒的に早いです。

ペイトナーファクタリングは、会員登録を実施し、請求書を登録したタイミングで、即座にAI審査を実施。

メールで審査結果連絡をするのと同時に、振り込みが行われます。

会員登録や請求書の登録も、事業情報や提出書類をアップロードするだけで済み簡単です。

買取可能額も1万円から取引可能で、少額になりやすい個人事業主のファクタリングにもしっかり対応しています。

初回利用時の上限額は25万円ですが、2回目以降の上限額は100万円まで引き上げられるので、金額の高いファクタリングも可能。

ペイトナーファクタリングの手数料は、一律10.0%です。

一般的なファクタリングは信用度や事業規模によって手数料も変動しますが、ペイトナーファクタリングは一律なので分かりやすく安心できます。

緊急で資金調達が必要な人は、ペイトナーファクタリングを優先的に検討しましょう。

担当者が付き財務周りもサポートしてくれるPMGファクタリング

PGMファクタリングのスペック画像

項目 詳細
ファクタリング名 PMGファクタリング
会社名 ピーエムジー株式会社
手数料 3社間ファクタリング 2.0%~
2社間ファクタリング 2.0%~
買取可能額 50万円〜3,000万ほど
最短入金日 最短2時間
提出書類 ・請求書
・決算書
・通帳のコピー

サポートを受けながら取引をしたい人は、PMGファクタリングがおすすめです。

PMGファクタリングは、ファクタリングを継続するよりも、利用者をサポートしファクタリングしなくてもいい財務状況にするとの目標を掲げています。

利用者ごとに営業担当者が付き、財務周りもサポートしてくれるので、初めてのファクタリングや、財務関係が苦手な人でも安心です。

毎月1,500件以上のファクタリングに対応している業界大手で、信頼性が高いのも魅力。

オンライン手続きにも対応しており、入金も最短2時間と早いです。

50万円未満の取引には対応していませんが、手数料も2.0%〜と比較的安くサービスが充実しています。

50万円以上のファクタリングで、サポート体制がしっかりしているファクタリング会社を探している人には、PMGファクタリングがぴったりです。

あらゆる業種のフリーランス向けのFREENANCE

フリーナンスのスペック画像

項目 詳細
ファクタリング名 FREENANCE
会社名 GMOクリエイターズネットワーク株式会社
手数料 3社間ファクタリング 3.0%~10.0%
2社間ファクタリング 3.0%~10.0%
買取可能額 1万円~上限なし
最短入金日 最短即日
提出書類 ・本人確認書類
・請求書など取引内容が分かる書類

FREENANCEは、フリーランス向けにスタートしたファクタリング会社です。

売掛債権が少額になりがちな個人事業主やフリーランスに特化しているため、1万円の少額から利用できます。

申し込み手続きは手軽にオンラインで完結し、即日の振り込みにも対応。

手数料は3.0〜10.0%で、売掛債権の信頼性や入金期日によって手数料を決めますが、1番高い10.0%でも相場より高くありません。

3社間ファクタリングの上限手数料の相場は10.0%程度、2社間ファクタリングで20.0%程度です。

FREENANCEは、特に2社間ファクタリングの手数料が低い傾向です。

インターネットや金融業に強いGMOインターネットグループの会社が運営していて、上場企業のグループ会社という信頼性の高さもあります。

あらゆる業種のフリーランスが少額から取引できて、尚且つ大手の安心感も欲しい人はFREENANCEを検討しましょう。

日本中小企業金融サポート機構は一般社団法人なので安心して取引できる

日本中小企業金融サポート機構のスペック画像

項目 詳細
ファクタリング名 日本中小企業金融サポート機構
会社名 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構
手数料 3社間ファクタリング 1.5%~10.0%
2社間ファクタリング 1.5%~10.0%
買取可能額 下限上限のなし
最短入金日 最短3時間
提出書類 ・通帳のコピー
・売掛金に関する資料

日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人なので安心して取引ができます。

一般社団法人とは
一般社団法人とは、非営利法人です。一般社団法人及び一般財団法人に関する法律に基づいて設立され、活動内容や運営方法がしっかり決められています。主に社会のために役立つ活動を目的としています。

非営利法人ならではの柔軟な対応で、ファクタリングだけではなく、財務周りを分析し、金融機関の紹介や補助金のアドバイスをしてくれます。

買取可能額に下限は決められていないため、小規模の個人事業主も対応可能です。

非営利法人なので、手数料は最大でも10.0%と高くありません。

支援総額は113億円で、4,800社以上との取引実績があり、経営革新等支援機関として認定されています。

個人事業主との売掛債権はファクタリングできず、法人との売掛債権に限られます

非営利法人ならではの柔軟対応やサポートを受けたい人は、日本中小企業金融サポート機構に問い合わせましょう。

手数料の上限が9.5%で低いPAYTODAY

PAYTODAYのスペック画像

項目 詳細
ファクタリング名 PAYTODAY
会社名 Dual Life Partners株式会社
手数料 3社間ファクタリング
2社間ファクタリング 1.0~9.5%
買取可能額 10万~上限なし
最短入金日 最短30分
提出書類 ・直近の確定申告書B一式
・通帳のコピー
・請求書
・本人確認書類

PAYTODAYは手数料が最大でも9.5%と、最大手数料の低さが魅力のファクタリング会社です。

ファクタリング会社では、手数料の上限が10.0%以上に設定されている例も多くあります。

PAYTODAYは相場より低い手数料のファクタリングをしたい人や、手数料が高くならないか心配な人におすすめ。

法人よりも小規模で、売掛債権の信頼性が低くなりがちな個人事業主は、上限の手数料に設定されやすい傾向があるので、上限が高くないのは嬉しいポイントです。

PAYTODAYはAI審査を導入しておりスムーズな取引が可能で、最短30分で入金ができます。

累計申し込み金額は150億円を突破しており、そのうち32%が個人事業主やフリーランスの利用です。

個人事業主との取引も実績と信頼があるため、ファクタリングが不安な人にも向いています。

手数料が高くならないか心配な人は、手数料が最大でも9.5%と安いPAYTODAYを検討しましょう。

中小企業経営者や個人事業主向けのOLTA

OLTAのスペック画像

項目 詳細
ファクタリング名 OLTA
会社名 OLTA株式会社
手数料 3社間ファクタリング 2.0%~9.0%
2社間ファクタリング 2.0%~9.0%
買取可能額 下限上限のなし
最短入金日 最短即日
提出書類 ・昨年度の決算書一式
・入出金明細
・売却予定の請求書
・代表者様の本人確認書類

OLTAは、中小企業経営者や個人事業主向けのファクタリング会社です。

2021年6月の日本マーケティングリサーチ機構によると、中小企業経営者、個人事業主が選ぶオンライン型ファクタリングでナンバー1に選ばれました。

人気の理由の1つは、最大でも9.0%と低い手数料です。

2社間ファクタリングの相場は10.0〜20.0%と言われている中、最大で9.0%の手数料のファクタリング業者は珍しいです。

10万円の売掛債権を買い取ってもらったときの手数料の差は、以下の通り。

手数料 手数料の金額
10.0% 10,000円
20.0% 20,000円

手数料が10.0%低いと手数料を1万円抑えられ、負担軽減が可能です。

OLTAはAI審査のオンライン完結型で、全国どこからでも最短即日に資金調達できます。

買取可能額に制限がなく少額でも対応できるので、取引金額が少額になりがちな個人事業主向きです。

累計事業者数は1万人以上で、累計申込金額は1,000億円以上にのぼります。

少額から利用でき手数料が相場より安いファクタリング業者が希望の人は、OLTAを検討しましょう。

個人事業主がファクタリング業者を選ぶ5つのポイント

個人事業主がファクタリング会社を選ぶ5つのポイントは以下の通り。

  • 3社間ファクタリングか2社間ファクタリングか選ぶ
  • 入金日を確認する
  • 手数料が相場以下のファクタリング業者を選ぶ
  • 買取可能金額を確認する
  • 手続き方法を確認する

ファクタリングを利用するなら、最初に3社間ファクタリングか2社間ファクタリングか選ぶ必要があります。

自分が現金を必要としているタイミングまでに入金されるか、ファクタリング業者の入金日を確認しましょう。

ファクタリング会社の手数料は様々なので、見積もりを取るか、公表されている手数料が相場以下のファクタリング業者を選ぶと手数料の不安を軽減できます。

ファクタリング会社によっては買取可能額に制限があるため、買い取ってもらいたい請求書の金額に対応できるか確認が必要です。

なるべく提出書類が少なくオンライン手続きに対応しているファクタリング会社を選ぶと、面倒な手続きを省けます。

自分が重視したい条件を満たすファクタリング会社に申し込み、必要なときまでに資金を用意しましょう。

取引先にバレたくないなら2社間ファクタリングを選ぶ

ファクタリングの利用を取引先に知られたくないなら、2社間ファクタリングを選びましょう。

3社間ファクタリングと2社間ファクタリングの違いは以下の通りです。

契約方式 契約内容 メリット デメリット 手数料相場
3社間ファクタリング 利用者と取引先とファクタリング業者の
3社間契約
・手数料が安い
・審査に通りやすい
・取引先にファクタリングの利用が知られる
・手続きに時間がかかる
1.0〜10.0%
2社間ファクタリング 利用者とファクタリング業者の
2社間契約
・取引先に知られない
・手続きが早い
・手数料が高い 10.0〜20.0%

3社間ファクタリングは、取引先を含めた3社間契約なので、取引先にファクタリングの利用が知られてしまいます

ファクタリングをしていると、資金繰りに困っていて経営が安定していないと思われるため印象が悪く、取引を切られてしまう可能性も。

一方で審査に通りやすい傾向にあり、手数料が安いのはメリット。

ファクタリング会社が直接取引先と関れるため、信用度の審査や資金回収が行いやすく、リスクが少ないためです。

2社間ファクタリングは、手数料は高くなる傾向があるものの、利用者とファクタリング業者だけの契約で済みます。

取引先にファクタリングが知られないのは、大きなメリット。

3社間ファクタリングで取引を切られてしまっては、今後資金繰りがさらに厳しくなるので、可能なら2社間ファクタリングを利用しましょう。

取引先を通さない2社間ファクタリングは、取引先に許可を得る時間がかからず、手続きがスムーズに進み入金を早められます

下記に当てはまる人は、3社間ファクタリングを検討しましょう。

  • 2社間ファクタリングの審査に落ちた
  • 手数料を極力抑えたい
  • 取引先にファクタリングしていると知られても問題ない

取引先が気心の知れた相手で相談できるときや、取引相手が公共団体なら、契約を切られるリスクが少ないです。

自分の状況に合わせて、3社間か2社間か判断してください。

償還請求権がある契約をしない

ファクタリングを利用する際は、​​償還請求権がある契約を避けましょう

償還請求権があるファクタリングは、リコースファクタリングと呼ばれます。

償還請求権とは、売掛金が取引先から支払われなかった際に、ファクタリング利用者に弁済金を請求できる権利です。

万が一取引先に倒産や不渡りなどがあったときに、すべて自分が支払わなければなりません。

資金繰りが悪化する原因になるため、償還請求権があるリコースファクタリングはおすすめしません。

なるべく早い入金日のファクタリング業者を選ぶ

資金が必要な期日までに、余裕を持って間に合う入金日のファクタリング会社を選びましょう。

ファクタリングを利用するのは、緊急で資金が必要なときです。

必要な期日までに現金が入金されなければ、ファクタリングをする意味がありません。

最短入金タイミングが1時間以内だったとしても、必ずしも最短で入金されるわけではありません

最短入金が数時間以内のファクタリング会社に申し込むなら丸1日は余裕を持ち、最短入金が即日なら翌日まで余裕を持った方が無難です。

できるだけ急いで対応して欲しいときは、資金入金までの最短時間が短い以下のファクタリング会社が向いています。

  • ペイトナーファクタリング
  • ペイトナーファクタリング
  • PAYTODAY

資金が必要なタイミングから逆算して、十分間に合う入金日のファクタリング会社を選びましょう。

手数料が相場以下のファクタリング業者を選ぶ

ファクタリングの手数料は利用する会社によって大きく異なるので、手数料が相場以下のファクタリング業者を選びましょう。

資金調達までに時間の余裕がある人は、複数の会社で相見積もりを取り、比較検討したうえで申込先を選ぶのがおすすめです。

資金が必要な期日まで時間がない人は、手数料の上限が明示されていて、上限の手数料が相場より安いファクタリング業者を選びましょう。

最低手数料が安くても、売掛債権の信用度が低くなりがちな個人事業主は、手数料が上限になりやすいためです。

おおよその手数料の相場は以下通り。

契約方式 手数料相場
3社間ファクタリング 1.0〜10.0%
2社間ファクタリング 10.0〜20.0%

50万円の売掛債権を買い取ってもらったとすれば、手数料が1.0%低いと受け取れる金額が5,000円増えます。

手数料が高すぎると、一時的に資金を調達できたとしても、先々のキャッシュフローが厳しくなるので、ファクタリングの手数料はなるべく抑えましょう

買取可能額が買取して欲しい金額とマッチしているかを確認

ファクタリング会社に申し込む際は、買取可能額が買取して欲しい金額とマッチしているか確認しましょう。

個人事業主は、法人と比べると小規模な売掛金になりがちなので、買取可能額の下限を事前に確認してください。

ファクタリングは会社によって買取可能額が異なり、上限が数十万円の業者から無制限の業者まであります。

下限額は数十万円からのファクタリング会社が多いです。

しかし、個人事業主やフリーランスも対象にしていれば、1万円から利用できる業者もあります。

自分の必要資金の基準を満たしているファクタリング業者を選びましょう。

オンライン手続きが簡単で手間もない

ファクタリングはオンライン手続きが簡単で時間も手間もかかりません。

対面での手続きでは事務所に出向く時間がかかり、土日や深夜の隙間時間に手続きを進められません。

オンラインなら全国どこからでも好きな時間に、必要書類の画像やpdfをアップロードするだけで手続きが完了します。

近年はAI審査を導入したファクタリング会社が増え、オンライン完結のファクタリングサービスも利用可能になりました。

ただしオンラインで完結できないファクタリング会社もあるので、来店する手間を掛けられないときはオンライン完結の申込先を選びましょう。

提出書類もファクタリング業者によって異なり、提出書類が2種類だけの業者もあれば、5種類以上ある業者もあります。

「用意が面倒」「ファクタリングの準備に避ける時間がない」といった人は、なるべく提出書類が少ない以下の会社を選ぶと手続きを進めやすいです。

  • QuQuMo
  • ビートレーディング
  • FREENANCE
  • 日本中小企業金融サポート機構

スマホの操作が苦手な人は郵送での手続きができるファクタリング会社もあるので、ホームページからか電話で資料請求をしましょう。

例えばビートレーディングは、電話での問い合わせにも対応しています。

個人事業主がファクタリングを利用するメリットは3つ

個人事業主がファクタリングを利用するメリットは以下の3つです。

  • 急を要する資金調達に対応できる
  • 保証人や信用情報とは関係なく取引ができる
  • 返金リスクがない

ファクタリングの最大のメリットは、スピーディーに現金を入手可能で急な資金不足に対応できる点です。

ファクタリングは売掛債権の信用度で審査されるので、保証人や担保は必要ありません

借入額や返済状況などを記録した信用情報とは関係なく取引ができます。

基本的にファクタリングは、取引先が売掛金を払わなかったとしても、利用者が代わりに支払うことはないので、返金リスクはありません

利用前にメリットを知って、ファクタリングを有効活用しましょう。

急を要する資金調達に対応できる

ファクタリングの最大のメリットは、スピーディーに資金を調達できる点です。

例えば金融機関から融資を受けると、早くても2〜3週間程度かかってしまいます。

ファクタリングは売掛債権の信用度で取引が可能か判断するので、審査がスピーディー。

申込先によっては最短で数十分、遅くても翌日には入金完了するケースが多いです。

急に仕事用の機材が壊れたり、重要な支払いの期日が直近に迫ったりしているときなどは、ファクタリングを利用しましょう。

保証人や信用情報とは関係なく取引ができる

ファクタリングは、保証人担保が必要なく、借り入れなどの信用情報とも関係なしに取引ができます。

ファクタリングは売掛金売買であり、融資ではないためです。

金融機関から融資を受けるなら担保の有無や、信用情報によって審査されます。

ローンを利用すると返済が伴うため、多くの借り入れや延滞があれば審査に通らず資金調達もできません。

信用度が足りないときは担保を求められ、用意できないと審査落ちの原因になります。

ファクタリングは売掛債権の信用度で審査されるので、すでに負債があったとしても、問題ありません

ファクタリング会社への支払いは回収された売掛金を充てれば良く、申込者自身の資金は必要ないためです。

ファクタリングで売掛債権を買い取ってもらっても融資ではないので、信用情報機関に登録されず負債は増えません

社会的信用度が低く、金融機関からの融資を受けにくい傾向がある個人事業主には、大きなメリットです。

返金リスクがなくて安全

ファクタリングは、基本的に返金リスクがなく、安全に資金調達が可能です。

例えば、取引先が倒産して売掛金が回収できなかったとしても、利用者が代わりに支払う心配はなく、ファクタリング会社が負担してくれます。

しかし、償還請求権があるリコースファクタリングの場合は、利用者に支払い義務が発生してしまいます。

基本的に償還請求権のないファクタリングがほとんどです。

検討しているファクタリングに償還請求権があるか分からない人は、ファクタリング会社に直接問い合わせましょう。

個人事業主がファクタリングをする3つのデメリット

個人事業主にも便利なファクタリングですが、以下3つのデメリットもあります。

  • 資金繰りがさらに厳しくなる可能性もある
  • 悪徳業者も紛れている
  • 3社間ファクタリングは取引先に知られる

ファクタリングは早期に資金調達ができて便利ですが、手数料が発生するので最終的な売り上げは落ちます。

ファクタリング会社の中には高い手数料を請求する悪徳業者や、ファクタリングを装った違法会社が紛れている可能性も。

3社間ファクタリングにおいては、取引先にファクタリングの利用知られて、経営状態が悪いのではないかと疑われているのもデメリットです。

資金繰りがさらに厳しくなる可能性もある

ファクタリングを繰り返し利用していると、資金繰りがさらに厳しくなる可能性もあります。

ファクタリングは1.0〜20.0%程度手数料がかかるので、最終的な売り上げが下がります。

1~2回程度の利用なら少し先の売り上げが減るだけです

何度も繰り返し利用していると、手数料分の利益率が減少し、キャッシュフローが悪化する可能性も。

例えば、利益率が一桁の数%の事業を行っている人が手数料10.0%のファクタリングを利用すると、利益はマイナスになります。

ファクタリングが事業に見合っていないときは、ローンや助成金の申請など他の手段を検討しましょう。

ファクタリングの手数料を大きく上回る利益率の事業をしているなら、ファクタリングの利用によって資金が回り、増収増益につながるケースもあります。

ファクタリングを利用する際は利益と手数料を比較して、手数料額が利益の範囲内におさまる回数までにとどめましょう。

ファクタリング業者には悪徳業者も紛れている

ファクタリング会社の中には、悪徳業者が紛れているのも事実です。

悪徳業者の特徴は以下の通り。

  • 手数料が著しく高い
  • 見積もり内容と契約内容が違う

手数料の上限が以下の目安を大きく超えているときは、違法業者を疑いましょう。

  • 3社間ファクタリングで10.0%程度
  • 2社間ファクタリングで20.0%程度

そもそもファクタリング会社ではなく、ファクタリングを装って融資を行う違法業者もいます。

償還請求権があるリコースファクタリングは、性質上融資に当たるため貸金業者として登録しているファクタリング会社しか提供できません。

貸金業者として登録していないのに、リコースファクタリングを提供している会社は違法です。

見積もりより高額の手数料を請求されるなど、見積もり内容と契約内容が違うファクタリング会社も違法会社を疑う必要があります。

悪徳業者や違法業者に騙されないよう、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 融資ではないことを確認する
  • ファクタリングの手数料の相場を認識しておく
  • 審査なしのファクタリング会社は使わない
  • 企業情報がしっかり記載されているか確認する

申し込みの際に融資でないか確認し、ファクタリングの手数料の相場を把握しておけば、異変に気づく確率が上がります。

ファクタリングは必ず審査があるので、審査なしと謳っている会社は違法業者である可能性が高いです。

正規のファクタリング会社はホームページに以下の情報が掲載されているので、事前に確認するのも有効です。

  • 会社名
  • 住所
  • 電話番号
  • 代表者名など

違法業者は、資金繰りで精神的に焦っているところに、様々な手段で騙してくるので、付け込まれないように対策を行いましょう。

3社間ファクタリングは取引先に資金繰りが厳しいとバレる

3社間ファクタリングは、取引先にファクタリングの利用が知られ、資金繰りが厳しいと思われてしまいます。

資金繰りが厳しいと思われると、取引先は相手の倒産の可能性を視野に入れなければならなくなり、以下の問題が起こる可能性も。

  • 新規の受注ができなくなる
  • 取引を切られる

しかし、3社間ファクタリングは手数料が安いという大きなメリットもあります。

取引先と信頼関係を築いていて、ファクタリングの利用を知られても問題ないときは、3社間ファクタリングを利用しましょう。

2社間ファクタリングなら、取引先にファクタリングの利用を知られる心配はありません。

取引先に知られた際のリスクを避けたい人は、2社間ファクタリングを利用しましょう。

個人のファクタリングのよくある質問

個人のファクタリングでよくある質問は以下の通りです。

  • 個人事業主はファクタリングの審査に通りにくい?
  • 通帳なしでファクタリングは申し込める?
  • 給料ファクタリングとは?

個人事業主でも、売掛債権の信用度が高ければファクタリングを利用できます。

ファクタリングを利用するためには、通帳と印鑑が必要です。

個人事業主として使っている口座がない人は、事前に口座を開設しておきましょう。

ネットバンクなら、申し込んだその日中にすぐ口座を用意できます。

個人事業主はファクタリングの審査に通りにくいって本当?

個人事業主でもファクタリングの審査に通りにくいわけではありません。

ファクタリングは申込者の信用情報で審査をするのではなく、売掛債権の信用度で審査をするので、個人事業主でも売掛債権の信用度が高ければ、審査に通ります。

審査に通過するためには、信用を得やすい取引先の売掛債権を利用しましょう。

  • 上場企業
  • 長く営業している
  • 会社の規模が大きい
  • よく名前を聞く有名な企業

上記に当てはまる取引先の売掛債権なら、個人事業主でも審査に通過する可能性が高いです。

売掛債権元が個人なら、売掛債権の信用度が低いので審査に通りにくくなります。

できるだけ長く営業している企業の売掛債権を用意しましょう。

通帳なしで申し込めるファクタリング業者はある?

通帳なしで申し込みができるファクタリングは存在しません。

最低でも以下の2点が必要です。

  • 請求書
  • 通帳のコピー

ファクタリング会社によって、2〜5種類程度の提出書類があるので、事前に必要書類を確認して準備しましょう。

個人事業主として口座を持っていない人は、ネットバンクならすぐに開設できます。

給料ファクタリングはしてもいいの?

給与ファクタリングとは、個人でもらう給与を債権として買い取ってもらい、給与支給前に現金化する方法です。

個人の給与は売掛債権ではないので、正確には融資にあたります。

貸金業法を守っている正規の業者なら取引しても問題ありませんが、上限金利18.0%を無視した違法業者も多いです。

給与ファクタリングは、給与が振り込まれたらすぐに返済するシステムで、カードローンとほぼ変わりません。

カードローンなら貸金業法を守っている業者も多く、トラブルに巻き込まれるリスクも減らせます。

お金がなくて困っていて、次の給与で返済する予定なら、給与ファクタリングではなくカードローンを利用しましょう。

ファクタリング|株式会社小林洋行