社会保険労務士の通称「社労士」は国家資格の1つで、労務管理や社会保険、年金などを取り扱う専門家です。複雑化する社会保険制度に対応するために、企業の人事・労務をサポートできます。
社労士の資格取得を目指す方におすすめなのが、通信講座です。働きながら隙間時間に勉強できますし、独学が苦手でも講師がサポートしてくれます。この記事では、社労士の基本情報から試験概要、資格取得のためにおすすめの通信講座についてまとめました。社労士資格の取得を目指している方はぜひ参考にしてください。
社労士は年金や社会保険の専門家です
社労士は、人事・労務管理・社会保険の専門家として、労働社会保険の法令に基づく申請書を作成したり、経営上の問題を見つけて改善策を提案したりします。
社労士の主な業務を5つのカテゴリーに分けて解説します。
社労士だけが行える書類作成、手続きの代行があります
従業員の労働保険、社会保険、雇用保険について書類を作成して申請します。
働くと様々な書類作成や手続きが必要となりますが、社会保険労務士法にある1号業務、2号業務は社労士だけができる独占業務となっています。
- 1号業務:行政機関などに提出する申請書、届出書、報告書、審査請求書、再審査請求書その他の書類の作成
- 2号業務:労働者名簿、賃金台帳、就業規則等の(行政機関への提出を目的に作成するわけではない)書類の作成
新しく人が働くときに必要な手続きは、専門知識がある社労士が行います。企業内に社労士資格を持った人がいなければ、社労士資格を持つ人に依頼をして行うことになってしまうのです。
また、就業規則や給与規程などの規則を必要に応じて改正したり、労働状況や給与に関する帳簿を作成したりするのも社労士の仕事です。
労務管理の相談を受けたり職場に合う制度の構築をアドバイスをしたりします
社労士はみんなが納得して働けるように就業規則の作成や見直しを行っています。その中で、適切な労働時間を管理したり、企業や職場の実業に合わせた賃金や労働時間を提案したりしています。
また、就業規則や帳簿の監査を行い、コンプライアンス違反を防ぐだけではなく、職場内で起こり得るトラブルの予防にも繋がります。
複雑化する年金制度の説明や相談に対応します
日本では原則としてすべての人が年金制度に加入しています。しかし、年金制度は法改正のたびに複雑化していますし、老後に備える老齢年金だけでなく障害年金や遺族年金、離婚時の厚生年金保険分割制度など幅広い制度があります。年金は手続きを行わなければ支給されないので、それらすべての制度に対して正しい知識を持たなければいけません。
- 年金加入期間、受給資格確認
- 裁定請求書作成、提出
社労士は年金に関する説明や相談、各種事務手続きに対しワンストップで対応することができます。
経営者と労働者のトラブルを解決するADR代理業務ができます
労働に関するトラブルが起きた時、裁判になってしまうと経営者にとっても労働者にとっても大きな負担になってしまいます。
ADR(裁判外紛争解決手続)は裁判をすることなく当事者同士の話し合いで解決を図るもので、社労士はADR代理業務ができます。
労働問題の専門家だからこそ法的にトラブルを整理し、あっせんや仲介、調停などの手続きで、裁判よりも簡易的に、迅速に解決します。
具体的な内容は次の通りです。
- 個別労働関係紛争のあっせん手続等の代理
- 障害者雇用促進法、労働施策総合推進法、労働者派遣法などの調停手続きの代理
- 裁判外紛争解決手続における当事者の代理(単独で代理できる紛争目的価額の上限は120万円)
- 和解のための交渉や和解契約の締結の代理
ただし、ADR代理業務は社労士の中でも特定社労士だけが行える業務です。
社労士登録後に研修を受けて紛争解決手続代理業務試験に合格する必要があります。2022年時点では社労士の31.4%が特定社労士となっています。
補佐人として弁護士と裁判に出頭できます
社労士は労働保険、社会保険などについて裁判となったとき、弁護士と一緒に裁判所に出頭して補佐人として陳述することができます。
相談時からサポートしている社労士が補佐人となれば、訴訟をするとなっても心強いでしょう。
社労士になる3つのメリットを紹介します
社労士は企業にとって欠かせない資格です。企業の人事・総務部門で働くだけでなく、人事・労務業務を専門とするアウトソーシング会社で働くなど就職先は様々です。
社労士の3つのメリットについて1つずつ見ていきましょう。
メリット①業種問わず就職先が選べる
社労士はサービス業、食品関係、製造業など、どの業界でも働ける資格です。
特定の業種、業界に限定されないため、転職やキャリアアップの幅が広がる点がメリットと言えるでしょう。
メリット②特定の分野にしぼって専門家として働くこともできる
社労士は様々な業界で働くこともできますが、その一方でIT業界、飲食業界など興味がある業種にしぼって働くこともできます。
また、社労士の仕事は就業規則や年金、助成金など多岐にわたりますが、その中でも得意分野にしぼって、その分野に特化した働き方も可能です。
メリット③自分を守る事にもつながる
社労士の勉強をすることで労働関係の法令知識を持つことができます。会社で働く際には違反行為があればそれを指摘し、改善を求めることもができます。
また、社労士の合格率は令和6年度で6.9%と難しい資格です。就職や転職するにあたって自分に付加価値をつけることもできるでしょう。
試験に合格しただけでは社労士になれません
社労士になるのは、社会保険労務士試験に合格することは必要不可欠です。ただ、合格しただけで社労士になれるわけではありません。
- 社労士試験合格
- 登録要件を満たす
※2年以上の実務経験または事務指定講座終了 - 社会保険労務士名簿に登録
社労士の登録には費用が掛かります。
- 登録手数料:30,000円
- 登録免許税:30,000円
- 研修費(通信指導過程、面接指導過程):70,000円
- 入会金:平均 80,000円
- 年会費:約 90,000円
合格した後に必要な手続きや費用についてもしっかり押さえておきたいですね。
社労士試験は年に1回8月に行われます
社労士試験は例年8月第4日曜日に実施されています。試験の情報は4月に発表され、4月中には申し込みが始まります。年1回の試験ですから、しっかりとスケジュールを把握しておくことが大切です。
社労士試験は決められた都道府県から選べます
社労士試験はすべての都道府県で行われているわけではありません。
- 北海道
- 宮城
- 群馬
- 埼玉
- 千葉
- 東京
- 神奈川
- 石川
- 静岡
- 愛知
- 京都
- 大阪
- 兵庫
- 岡山
- 広島
- 香川
- 福岡
- 熊本
- 沖縄
この中から希望する都道府県を選びますが、試験会場を選ぶことはできません。
社労士の受験資格と試験内容を確認しよう
社労士は誰でも受験できるわけではありません。
受験するためには、次の3つの中から1つをクリアしている必要があります。
学歴 | 大学、短期大学卒業 大学における修得単位数 専門学校卒業 各種学校等卒業 専門職大学、専門職短期大学卒業 高等専門学校卒業 厚生労働大臣が認めた学校卒業 |
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実務経験 | 日本郵政公社の役員や職員 国又は地方公共団体の公務員 労働組合の専従役員 会社その他法人の労務担当役員など |
厚生労働大臣の認めた 国家資格試験合格 |
社労士試験以外の国家試験合格 司法試験予備試験などの合格 行政書士試験の合格 |
試験を受けるためには受験手数料として15,000円がかかります。
受験科目は、選択式と択一式です。
試験科目 | 選択式 | 択一式 |
---|---|---|
労働基準法及び労働安全衛生法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
労働者災害補償保険法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
雇用保険法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
労務管理その他の労働に関する一般常識 | 1問(5点) | 10問(10点) ※社会保険に関する一般常識と合わせて |
社会保険に関する一般常識 | 1問(5点) | - ※労務管理その他の労働に関する一般常識と合わせて |
健康保険法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
厚生年金保険法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
国民年金法 | 1問(5点) | 10問(10点) |
選択式は8問で40点、択一式は70問で70点満点となりますが、総合点数が合格基準点をクリアしていても1科目でも基準点に満たないものがあれば不合格となります。
そのため、合格率は6~7%と低く、難しい試験となっています。
社労士試験の勉強は1,000時間必要と言われることもある
社労士試験は難易度が高く、長時間の勉強が必要だと言われています。
勉強時間の目安は次の通りです。
- 独学:800~1,000時間
- 通信講座や予備校:500~800時間
社労士試験は試験範囲が広く、知識を増やすのと同意に問題演習を解いたり出題傾向に沿って勉強したりすることが欠かせません。
独学でやるよりメリットが多い通信講座での勉強について紹介します
社労士の勉強は1人でするとどうしても限界が出てきます。どこから手を付けて良いか分からない、どの範囲を勉強すれば良いか分からないなど、最初からつまずいてしまうこともあるでしょう。
また、1人でやっていると目的意識が維持できず、やる気を失ってしまうかもしれません。
そこでおすすめしたいのが通信講座です。通信講座はテキストやインターネット映像などで自宅にいながら勉強していくものです。
ここでは、社労士の勉強に通信講座を利用する3つのメリットを紹介します。
メリット①ノウハウを生かした効率的な勉強ができる
独学でどのようなスケジュールで勉強を進めていけば良いか分かりません。試験に関する部分の勉強でも、そこまで重要ではない部分に時間をかけてしまって勉強する範囲が広くなりすぎる、時間が足りなくなってしまう恐れもあります。
通信講座では、合格までの学習計画が出来上がっています。
今までの経験から得た学習計画にのっとって勉強することで効率よく学習できるのは大きなメリットです。
メリット②法改正や一般常識に対応できる
独学では頻繁に行われる法改正に対応するのが難しいのですが、通信講座は試験に関わる法改正はカリキュラムに加えるなど対応してもらうことができます。
社会保険に関する一般常識についても専門的な部分を独学で学ぶのは簡単ではありません。
専門的な学習になる部分だからこそ。通信講座で学ぶことで効率よく勉強することができます。
予備校に通う選択肢もありますが、交通費がかかったり時間の制約があるため、働きながら学ぶのは大変で難しいこともあります。
通信講座は通勤・通学の合間に場所や時間を問わず勉強できます。
メリット③モチベーションが維持できる
通信講座でも、講師に質問したりカウンセリングを受けたりすることで誰かと一緒に勉強を進めていくことはできます。
1人で勉強を続けていれば挫折してしまったりやる気を失ってしまったりするような場合も、通信講座なら相談や質問をすることでモチベーションを維持し続けることができるでしょう。
社労士通信講座を選ぶ7つのポイントを紹介します
たくさんある社労士の通信講座からどれを選べば良いのか、7つのポイントを紹介します。通信講座を選ぶときの参考にしてください。
ポイント①続けられる受講料である
社労士試験の通信講座は10万円を超えることが珍しくなく、20万円を超えることもあります。高い費用が掛かるからこそ、受講料を比較することが大切です。
通信講座によって申込内容が細かく分かれている場合もあります。
- 基礎講座
- 過去問講座
- 入門編
- 上級編
単発で選べるもの、すべて含まれているコースなどいろいろと種類があり、1つずつは安くても全部選ぶとかなり高額になってしまうこともあります。自分がどのような勉強をしたいのかによって選ぶと良いでしょう。
また、一括払いなのか分割払いなのかも重要ですし、各種割引制度やキャンペーンが利用できるかどうかも確認しておきたいですね。
通信講座は「安ければ良い」と言うわけではありません。内容、サービスと予算内に収まっていて自分に合っていると思えるものを選びたいですね。
ポイント②合格したい時期に合わせる
社労士は年に1回の試験となります。いつの資格取得を目指すのか、それに合わせた通信講座を選ぶようにしましょう。
難易度が高い試験ですから、1度で合格できないこともあります。
- 延長サポート
- 不合格だったときのサポート
これらのサービスを行っている通信講座を選ぶのも良いでしょう。
ポイント③質問対応が充実しているなどサポート体制が整っている
難しい勉強を続けていくために、サポート体制がしっかりしている通信講座を選ぶことも大切です。
- 質問、相談サポート
- 模試・答案練習会の添削サポート
- カウンセリングサポート
- スケジュール調整サービス
ただし、質問回数に制限がある場合もあるので、事前に確認しておきましょう。また、質問については返事が速いことも重要となります。
ポイント④講義やテキストの質が良い
経験豊富な講師が指導してくれたり、テキストがカラーだったりして理解しやすい講座を選びましょう。
社労士試験は10科目と範囲が広いため、テキストが出題範囲をどれだけカバーしているのか、テキストカバー率も重要となります。
100点を目指すというより、6~7割を効率よく得点して合格を目指すため、テキストのカバー率も確認してみましょう。
必要十分なボリュームがテキストにまとまっているか、eラーニングが利用できるかなど、DVDなど映像が充実しているかなど、自分が勉強しやすいものを選びたいですね。
ポイント⑤隙間時間に学びやすい
仕事や学校、家事の合間に勉強することを考えている場合は、隙間時間に勉強しやすいような内容となっているものを選ぶと良いでしょう。
- スマホ・タブレットで見られるWeb教材が充実している
- 講義動画の速度が調整できる
- 講義動画がダウンロードできる
社労士の資格試験では800時間ほどの勉強が必要になると言われています。移動中、休憩中などの隙間時間を有効に使うために、講義動画が見やすい通信講座を選ぶと良いでしょう。
また、時間に猶予がなければ短期集中コースがある通信講座を選ぶこともできます。
学習機関が短くなる分だけ1日の学習時間を確保する必要が出てくるので、勉強時間の確保が難しい場合は試験を受ける時期を1年ずらすなども検討する必要が出てきます。
ポイント⑥合格保証や返金制度がある
社労士の通信講座の中には、様々な合格保証、返金制度を用意しているものがあります。
- キャッシュバック制度
- 全額返金保証
- 合格お祝い金制度
- 教育訓練給付金制度が利用できる
教育訓練給付金制度は、雇用保険加入者を対象とした資格取得の受講費用補助制度です。通信講座によってはこの制度の対象になっていることがあるので、費用を抑えて学びたい人はチェックしておきましょう。
費用面について少しでも保証してもらえることが分かれば、安心して勉強できますよね。また、合格することで全額返金してもらえる講座はモチベーションアップにもつながります。
ポイント⑦評判・口コミを見て自分に合うかどうか判断する
実際に利用した人の評判や口コミを見るのもおすすめです。テキストの内容やサポート体制が良かったか、初学者が申し込んでみてどうだったかなどを知ることで、受講のイメージがつきやすくなります。
また、リアルな口コミを見ることで、安心して通信講座に申し込むことができるでしょう。受講者の合格者数や合格率を見るのもおすすめです。
おすすめの社労士通信講座5つを紹介します
社労士の通信講座にはたくさんの種類があります。どの通信講座を選べば良いか迷ってしまう方のために、ここでは5つの通信講座を紹介します。
フォーサイト | アガルート | スタディング | クレアール | ユーキャン | |
---|---|---|---|---|---|
受講期間 | 最短5か月 | 8か月~ | 12か月~ | 2年 | 7か月 |
受講料 | 基礎講座57,800円~(税込) | キックオフ社労士43,780円~(税込) | ミニマム61,800円~(税込) ※テキスト不要の場合は46,800円(税込) |
一発ストレート合格セーフティコース248,000円(税込)など | 79,000円(税込) |
合格率 | 2024年度27.7% | 2024年度35.82% | 2024年度224名 | 2024年度26.2% | 過去10年間で1,801名の合格者 |
サポート体制 | 全額返金保証制度 無料質問あり eラーニング機能 |
合格すれば全額返金・お祝い金 | 学習Q&Aサービス 更新割引 合格お祝い金制度 |
未受講分返金制度 合格お祝い金制度 初年度受験料クレアール負担 |
合格お祝い制度 1日3回の質問サポート |
教育訓練給付制度 | 対象講座あり | なし | 対象講座あり | 対象講座あり | 対象 |
それぞれの通信講座についてさらに詳しく見ていきましょう。
5か月で合格できた実績を持つ【フォーサイト】
社労士試験の全国平均合格率が6.9%だった2024年度で、フォーサイトは27.7%という4倍近い合格率を誇っています。
紙のテキストは記憶に残りやすいフルカラーテキストを採用しており、学習効果を高めています。
- 5か月で合格できる「フォーサイト合格メソッド」がありあす
- eラーニングで隙間時間や効率よく学習できます
- 資料請求で実際のテキストサンプルの確認と無料のeラーニング体験ができます
- 条件を満たせば不合格時に全額返金されます
- 教育訓練給付制度が利用できます
12カ月の学習が必要とされる社労士試験でも5か月で合格できる受講生がいるなどフォーサイトは独自の合格ノウハウを生かした「フォーサイト合格メソッド」があります。
バリューセット3の受講生であれば、不合格時に全額(121,800円)が返金される返金保証制度を利用することもできます。
ただし、返金されるためにはクリアしなければいけない条件があります。
- eラーニングで全ての確認テストにおいて100点を取得
- eラーニングで学力テストを受験して得点が上位13%に入る
- 本試験で選択式試験及び択一式試験の合格最低点+1点以上である
- 本試験で選択式試験及び択一式試験の15の試験科目における基準点のうち、基準点割れとなった試験科目が2つ以下である
- 合格発表後14日以内に教材の返送と試験結果通知書を提出
厳しい条件もあるかもしれませんが、これらの条件クリアを目標に進めることは勉強のモチベーションにもなります。
受講期間 | 最短5か月 |
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受講料 | バリューセット1:78,800円(税込) →基礎講座、過去問講座がセット バリューセット2:110,800円(税込) →基礎講座、過去問講座、直前対策講座がセット バリューセット3:121,800円~(税込) →基礎講座、過去問講座、直前対策講座、 過去問一問一答演習がセット 基礎講座:57,800円(税込) 過去問講座:57,800円(税込) 直前対策講座:10,800円~(税込) |
テキストの種類 | eラーニング、紙 |
サポート体制 | 教育訓練給付制度が利用可能 無料質問あり 資料請求でテキストサンプルと eラーニングのお試しが可能 |
返金制度 | 全額返金保証制度あり |
必要な要素を網羅したカリキュラムで高い合格率を誇る【アガルート】
アガルートは2024年度の社労士試験合格率が35.8%と一般的な合格率の5倍という高い合格実績を誇ります。
試験に合格するためにゼロから必要な知識を伝えてインプットからアウトプットまで網羅しているだけでなく、最新の法改正対策や10年分の過去問集などを用意しており、苦手を克服しながら知識が確認できます。
- テキストカバー率は90%で出題傾向から情報を集約したものをフルカラーで用意しています
- 本格的な勉強を始める前の基礎講座があり効率よい勉強を可能としています
- 専用アプリでスマートフォン、タブレットでも勉強しやすくなっています
- バーチャル校舎で勉強仲間と自習したり相談したりできます
- オンラインで講師に直接質問できるサービスがあります
アガルートは時間や場所を選ばずに勉強、問題演習ができるオンライン学習体制が整っており、ネット環境があればどこでも講義を受講できます。
講義は音声ダウンロード、9段階での倍速再生機能が利用できますし、デジタルブックでテキストをオンラインで確認可能だったり択一式の過去問を繰り返し解けたり、隙間時間を有効に使うことができます。
全額返金保証制度は【2026年(令和8年度)合格目標】2026/社労士試験/入門総合カリキュラム/フルを購入した人が対象で、合格したときに利用できます。対象講座は毎年変わるので事前に確認しておきましょう。
受講期間 | 8か月~ |
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受講料 | キックオフ社労士:43,480円(税込) 基礎講座&総合講義:87,780円(税込) 入門総合カリキュラム/フル:228,800円(税込) 入門総合カリキュラム/ライト:151,800円(税込) 定期カウンセリング:110,000円(税込) ※カリキュラム限定オプション |
テキストの種類 | 紙、デジタル |
サポート体制 | オンライン質問 講師と直接電話 定期カウンセリングあり |
返金制度 | 合格得点として全額返金制度あり |
AI機能で学習の継続をサポートしている【スタディング】
スタディングはAI機能が充実している通信講座です。業界の中でも安価ながら多くの合格者を出しています。
デジタル教材だけを使い、紙のテキストを使わないこともできます。その場合、さらにお得に受講できるので希望に合わせて選ぶと良いでしょう。
- スマホ1つで講義動画、WEBテキスト、問題集、暗記ツールが利用できるので隙間時間に勉強しやすい
- 1動画5分と短く、問題集も1つひとつの講義に合わせて構成されているためインプットとアウトプットがしやすい
- AI学習で理解度から復習すべきタイミングを自動で設定・出題したり毎日の学習プランを作成したりなど効率的に学べます
- 無料お試しで入門講座や合格戦略講座、基本講座の受講だけでなくAI問題復習や学習フローも試せます
スタディングの特徴としてAI学習が挙げられます。
AI問題復習 | 解いた問題の理解度から復習すべきタイミングを設定して自動で出題する |
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AI検索・説明 | あいまいな検索でも該当するコンテンツを表示する AI説明をONにすると分かりやすく説明してくれる |
AI学習プラン | 毎日の学習可能時間などを答えれば学習プランが自動で作成される |
AI実力スコア | 今試験を受けたら何点取れるのかをAIが予測、リアルタイムで実力が把握できる |
AI学習ナビ | 学習の進め方が分からないときにAIがアドバイスする |
このように、勉強を続けることをサポートする仕組み、効率的に学べる仕組みが用意されています。
受講期間 | 12か月~ |
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受講料 | ミニマム:61,800円(税込) →入門講座、基本講座、合格戦略講座 レギュラー:74,800円(税込) →ミニマムにオンライン問題集、白書・統計・法改正講座他を追加 フル:89,800円(税込) →レギュラーに直前対策答練、学習Q&Aチケット、合格模試を追加 |
テキストの種類 | 紙、デジタル |
サポート体制 | メールで質問可能 自習室の利用可能 勉強仲間機能 学習フロー/学習レポート |
返金制度 | なし 合格お祝い金制度がある |
2年計画で一発合格を目指すセーフティコースがある【クレアール】
クレアールは仕事の合間に勉強することを考え、1日1時間・土日は2時間程度の勉強で十分間に合わせることができる一発ストレート合格先行学習セーフティコースがあります。基礎をしっかりインプットして基礎力をみがき、アウトプットを通して試験日までに仕上げられる、現実的で無理のない最短合格を目指せるのです。
- 本当に必要な部分だけを勉強する非常識合格法で、短期間での合格が目指せます
- ダウンロードできる講義資料、音声講義で隙間時間にいつでも学習できます
- 割引制度がたくさんありお得に受講できる可能性があります
- クレ勝道場に所属することでフォローアップ質問会やモチベーションアップセミナー、特訓合宿に参加することができます
過去の出題を徹底的に分析して合格に必要な知識だけを学ぶ勉強法が特徴です。勉強期間も無理なく一発で合格するため2年コースを用意しており、初年度で合格したときは残りの受講料が返金されるため無駄がありません。質問は回数無制限で何度でも行えます。
社労士講座の受講生が入門できるクレ勝道場は、ライブ講義のフォローアップ質問会や特訓合宿に参加でき、直接質問したり重要論点を徹底的に抑えたりしていきます。
ハイレベル答練を前16回提出する、質問回数が平均値の10倍以下であるなどの入門条件もあるので、入門することでモチベーションや勉強週間のアップにもつながります。
クレアールは割引制度も豊富です。
未受講分返金制度 | 初年度の本試験で合格した場合は翌年度分の受講料を返金 |
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受験料クレアール負担 | 初年度の受験料15,000円をクレアールが負担 |
合格お祝い金制度 | 20,000円 |
教育訓練給付制度 | 20%を支給(下記コースが対象) 一発ストレート合格パーフェクトコース スピードマスターコース |
学習プランがたくさんあるため、アドバイザーに相談して自分に合うものを選ぶと良いでしょう。
受講期間 | 2年(セーフティコース) |
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受講料 | ・初学者向け 一発ストレート合格パーフェクトコースWeb通信:192,000円(税込) 先行学習コース Web通信:237,000円(税込) 先行学習セーフティコース Web通信:287,000円(税込) ・経験者向け 中級セーフティコース:214,000円(税込) 中上級セーフティコース:187,000円(税込) 上級パーフェクトセーフティコース:158,000円(税込) 上級スタンダードコース:128,000円(税込) 上級スタンダードセーフティコース:178,000円(税込) |
テキストの種類 | 紙、デジタル |
サポート体制 | 合格お祝い金制度 受講料返金制度 早期申し込み割引 初年度受験料サポート |
返金制度 | 初年度で合格した場合翌年の受講料を返金 ※セーフティコースの場合 |
過去10年で1,800名以上の合格者を出した実績がある【ユーキャン】
ユーキャンは30年以上の開講実績があり、過去10年の合格者数は1,801名にものぼります。30名以上の講師が合格までサポートしてくれます。
- 初学者でもわかりやすいフルカラーテキストは無駄をそぎ落とし効率的に学習できます
- メインテキスト10冊分の動画講義は1本あたり5~6分と隙間時間でも見やすくなっています
- スマホ1台でできるデジタルサポートが充実しており、外出先や移動中などいつでも勉強できます
- ユーキャン仕事オンラインで求人検索ができ、合格後の就職活動をサポートしています
- 全11回の添削指導では解答・解説と講評が届き、弱点の克服や復習ポイントが明確になります
ユーキャンには社労士講座が1つしかありません。受講者の75%が初学者で受講料は他社通信講座よりもお得ですし、教育訓練給付制度も利用できるのでさらにお得に学べます。
テキストはA5サイズとコンパクトで持ち運びやすいですし、過去6年分の試験を完全網羅した過去問攻略集、テーマ別の実践問題集もあります。オプションコースとして社労士試験直前に全国一斉模擬試験を実施しており、レベルを把握したり直前の弱点対策に生かしたりできますね。
デジタルサポートでは学習スケジュールの管理やWEBテスト、デジタルテキストや動画講義を見ることができます。
受講期間 | 7か月 |
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受講料 | 79,000円(税込) |
テキストの種類 | 紙、デジタル |
サポート体制 | 質問サービス(1日3回) 添削指導 求人紹介 |
返金制度 | 公式サイトに記載なし |
社労士通信講座でよくある質問をまとめました
通信講座で社労士の資格取得を目指すにあたり、よくある質問をまとめました。通信講座を考えている人はぜひ参考にしてください。
社労士になるための流れを教えてほしい
社労士になるまでの流れはこちらです。
- 受験資格を取得する(学歴、実務経験、特定の国家試験に合格するなど)
- 社労士試験に合格する
- 社会保険労務士名簿に登録する
社労士試験に合格するだけでは社労士になれません。実務経験2年以上か、実務指定講習を履修して社労士名簿に登録しなければいけません。
登録するときには登録料が必要となります。例として、東京都の場合を見てみましょう。
- 開業会委員登録
登録免許税 30,000円
登録手数料 30,000円
入会金 50,000円
年会費 96,000円 - 勤務等会員登録
登録免許全 30,000円
登録手数料 30,000円
入会金 30,000円
年会費 42,000円
各都道府県によって費用が違いますし、開業登録なのか、勤務等登録なのかによっても年会費などが違ってきます。
社労士試験はどんな内容なの?
社労士試験は毎年8月に行われます。
試験科目は、労働基準法や雇用保険法などの「労働関係科目」と健康保険法、厚生年金保険法、国民健康保険法などの「社会保険関係科目」です。
択一式試験が70問(70点)、選択式試験が8問(40点)になっていて、合格基準点は年度によって違ってきます。
令和5年度の場合はの合格基準はこちらです。
- 択一式45点以上(全科目4点以上)
- 選択式総得点26点以上(全科目3点以上)
総得点が基準に達していても各科目が基準に達していなければ合格できないので、苦手科目を作らないことが大切です。
社労士試験の難易度・合格率が知りたい
社労士試験の合格率は6~7%とかなり難易度が高い試験になっています。
過去5年の合格率を見てみましょう。
- 令和2年度:6.4%
- 令和3年度:7.9%
- 令和4年度:5.3%
- 令和5年度:6.4%
- 令和6年度:6.9%
合格率が低いのは、各科目の合格基準点をクリアしなければいけないこと、出題範囲が広いことが理由でしょう。
令和6年度の合格者の年代別の割合を紹介します。
- 30歳代:32.5%
- 40歳代:28.9%
- 50歳代:19.2%
- 20歳代以下:11.8%
- 60歳代:7.6%
合格者の59.9%は会社員で、働きながら勉強して合格しています。
何時間ぐらい勉強することになる?
社労士の試験勉強は800~1,000時間ほど必要だと言われています。合格率が6~8%と難しい試験なので1回で合格することは難しいのが現状ですが、1回で合格するという気持ちも大切です。
働きながらでも資格が取得できるの?
働きながら資格取得を目指す人も通信講座利用者には多くいます。自分のスケジュールに合わせて受講できるように受講計画が立てられるので、勉強をスムーズに進められます。
お金をかけたくないが独学でも勉強できる?
社労士は独学でも勉強できますが、法改正に対応できなかったり分からないことがあったときに質問・相談できなかったり、なかなか勉強を進めるのが難しい場面もあります。
社労士の通信講座はお金もかかりますが、合格保証があったりお祝い金制度があったり、教育訓練給付金制度が利用できたりなど費用を抑えて学ぶことができます。
初学者でも社労士に合格することができる?
法律初学者でも、通信講座で資格取得を目指すことはできます。理解しやすい科目から始めていけば無理なく勉強することができます。
独学では難しくても、通信講座なら培ってきたノウハウにより効率よく学ぶためのテキスト、教材を用意しています。
モチベーションが維持できるか不安
通信講座はカウンセリングや添削など講師とのやり取りがあるので、独学よりもモチベーションを維持しやすい環境が整っています。
不安なことがあったときにすぐ相談できるのもモチベーション維持につながるので、相談回数に制限のない講座を選ぶのがおすすめです。
どの通信講座を選べば良いか分からない
通信講座を選ぶときは、合格率やテキスト、動画講義の内容、サポート体制などを比較して選ぶと良いでしょう。
10万円を超える高額な支払いになることも珍しくないので、不安な方は無料体験を利用すると通信講座選びに失敗する可能性を低くすることができますよ。
社労士試験合格を目指すならサポートの手厚い通信講座がお勧めです
社労士試験は合格率が低く難易度が高い試験です。独学で勉強する場合、法改正への対応やモチベーション維持が難しく、うまく勉強が進まない可能性があります。
通信講座は今までの経験、実績から作られたテキストや動画講義から効率よく学ぶことができます。デジタル教材があれば通勤時間などの隙間時間にも勉強できますし、質問サポート、添削サポートで不明点を相談したり、カウンセリングで悩みを相談したりやる気を維持することもできるでしょう。
社労士の通信講座はたくさんありますから、費用やサポート内容、返金制度などを比較して自分に合うものを選びましょう。